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2021.02.18

URCF実空間メディアワーキンググループセミナー「『実空間メディアと複合感覚』として食を考える」のご案内(2021/3/17)

URCF実空間メディアワーキンググループセミナー「『実空間メディアと複合感覚』として食を考える」のご案内(2021/3/17)

URCF実空間メディアWGリーダー/アンビエントメディア代表 町田聡

 超臨場感コミュニケーション産学官フォーラム(URCF)の実空間メディアWGでは、下記の通りセミナー「『実空間メディアと複合感覚』として食を考える」を開催いたします。実空間メディアとして従来の映像や音響だけでなく、触覚、嗅覚、味覚といった複合感覚の活用に焦点をあてています。今回のセミナーでは、特に「食」に関して複合感覚を活用する技術を紹介します。講師には食事画像認識等のマルチメディア処理、味覚や嗅覚のセンシング技術、香り提示デバイス、食にまつわる感覚同士の相互作用の役割、に関する最新研究動向を紹介頂きます。昨今FoodTechという言葉も頻繁に使われるようになってきており、ICT技術を食の分野での活用が積極的になってきています。実空間メディアWGでは、特に複合感覚技術に注目していますが、この分野の将来展望やその実用性に興味を持たれる方には参考になるセミナーです。

■ 主催: 超臨場感コミュニケーション産学官フォーラム(URCF)
■ 開催日時: 2021年3月17日(水) 13:30~17:30
■ 開催方法: Zoomによるオンライン開催
■ 参加資格: URCF会員、一般
■ 参加費: セミナー無料
■ 申し込み締め切り日: 2021年3月15日(月)
■ 申し込み方法:
以下の「イベント申し込み」より登録をお願いします。
参加方法は、会期直前にアクセス先を記したメールをお送り致します。

■ セミナー概要
・13:30-13:40 挨拶 町田聡氏(URCF実空間メディアWGリーダー/アンビエントメディア代表)
・13:40-14:20 「食事記録・調査のためのマルチメディアツール:FoodLog_Athl」
相澤 清晴氏(東京大学大学院情報理工学系研究科電子情報学専攻 教授)

食に関したマルチメディア処理を概覧するとともに,講演者らがすすめてきた画像認識を用いた食事記録ツールであるFoodLogと
そのデータから得られた知見について述べる,特に,新しく構築したユーザと管理栄養士とのコミュニケーションを支援する
FoodLog _Athlという新しい食事記録ツールをについて紹介する.
(詳細はhttp://foodlog-athl.org)。このシステムは、一般の食事調査にも用いることができる。そこで我々が行った食事調査に
ついても紹介する。
・14:20-15:00 「味と匂い計測の最先端」
都甲 潔氏(九州大学高等研究院 特別主幹教授、九州大学五感応用デバイス研究開発センター 特任教授)

味覚センサは既に数多くの食品・医薬品メーカーで使われている。他方、匂いセンサの開発は遅れていたが、近年、人の嗅覚を
模倣した形で研究開発され、実用レベルに達しつつある。これら2種類のセンサの研究開発現状、原理、応用事例を紹介する。
(休憩)
・15:10-15:50 「嗅覚ディスプレイを用いた事業展開」
金 ドンウク氏(株式会社アロマジョイン 代表取締役)

映像や音響と連動して香りの瞬間切替提示が可能な嗅覚ディスプレイ「Aroma Shooter®」を活用した今までの事例をご紹介すると
ともに今後の可能性についてご紹介致します。
・15:50-16:30 「多感覚情報提示とHuman Food Interaction」
鳴海 拓志氏(東京大学情報理工学系研究科知能機械情報学専攻 准教授)

食は五感を総動員する体験であり、そこでは感覚同士の相互作用が大きな役割を果たす。本講演では、多感覚情報提示で
食体験に介入して食の喜びを作り出すHuman Food Interaction技術の実例と可能性を紹介する。
・16:30-17:25 ラウンドテーブル モデレーター 町田聡氏(URCF実空間メディアWGリーダー/アンビエントメディア代表)
・17:25-17:30 閉会 町田聡氏(URCF実空間メディアWGリーダー/アンビエントメディア代表)

・17:30~ 懇親会(オンライン) 飲み物、食事は各自持参、参加希望者のみ

以上